箱根旅行②
箱根旅行②
今回泊まった宿は「福住楼」
創業は1890年、今では数少ない木造3階建の旅館です。国の登録有形文化財にも指定されており、昔ながらの和風旅館といった感じ。
温泉宿なら歴史のある純和風な旅館に惹かれます。
玄関の屏風には兎が描いてありました。
鳥獣戯画っぽい感じ、お餅つきやるのかな?
廊下も歩くたびにキシキシと音がします、これが逆にいい笑
庭では鯉も泳いでいました。
電話室もありました。今は使われていないみたいです。
大きな広間もありました。宴会場とかで使うのかな?
庭も素敵。手入れされてこの様な美しい庭になっているだろうな
苔がちょうど良い感じで、これぞ侘び寂びといった雰囲気ですね。
福住楼のシンボルで福を呼ぶ「蝙蝠」を見つけました(コウモリって漢字初めて知った!)
館の何箇所かに、板をくり抜いた蝙蝠の細工があって見つけると福をもたらすとされているようです。1箇所しか見つけられなかった。。
部屋は3階の川沿いにしました。福住楼は全ての部屋の作りが違っているので、何回でも泊まりに来てみたくなります。
今は木造で3階建ての建物ってすごく珍しいみたいです。
そこまで広くないですが、二人では十分な大きさ。
縁側のところが外が良く見えてお気に入りの場所です。
額縁みたいになって一つの絵を見ているよう。
時間帯によって紅葉の見え方も変わるので見ていて飽きないです。
部屋から見える景色。
川沿いという事もかなり川の流れる音が聞こえます。最初は寝れるかな..?と思ったのですが、意外と気にならずにぐっすり寝れました笑
昔ながらの作りなので、部屋にトイレやお風呂、洗面所もありません。
共通のトイレや洗面所を使うのでなんだか新鮮な気持ち。特に洗面所は半外なので冬場は寒いかも!?
お風呂は大丸風呂、小丸風呂、岩風呂、家族風呂の4種類ありました。小丸風呂と家族風呂は貸切風呂なので予約制です。(写真はもちろん撮れないので画像を)
初めて見る感じのモダンな感じの岩風呂。
壁にタイルで描かれた女性の絵があって素敵でした。
有名な丸風呂は入れ替えで夜から朝が女性が使える時間です。
写真で見るよりも小さく感じましたが自分が入った時にはほぼ貸切状態だったのでゆっくり1人で贅沢に入れました。
天井が広くて開放感あります。窓も大きいので景色を観ながら入れて最高!
お風呂は夜に1回、朝に貸切と大丸風呂の2つに入りました。どの時間帯もあまり人とは会わずに入れたので混むことってあまりないのかなと思いました。
夕食も朝食も部屋食です。部屋食で食べるのなんてすごく久しぶり。
3階まで食事運んでくるの大変だろうな...
こういったスタイルの旅館は減ってきていますよね。手間かかるけど残っていって欲しいな。
盛り付けが紅葉があったりと工夫されていて綺麗。
ご飯の量も多すぎず、少な過ぎずでちょうど良い感じでした。
お刺身とデザートの洋梨のコンポートが美味しかった。
朝食は王道の旅館の和食といった感じ。このシンプルな感じがいいですよね。
鯵のひらきがめちゃめちゃ美味しい!普通にご飯おかわりしてしまいました。
部屋を担当してくれた方もすごく丁寧で居心地の良い宿でした。実家や親戚の家を思い出し懐かしくなりました。(今年はコロナで実家に帰れていないのでなおさら)
多分泊まった日も満室だったと思うのですが、全く他のお客さんにも会わずにゆっくり静かに過ごせました。(ただ階段が急で狭いので足腰の悪い人は1階がいいと思います)
箱根湯本へも歩いて10分位で行ける距離なのでアクセスも良さげ。道路沿いなので、きっと箱根駅伝も部屋から見れると思います。
あー毎年ここで年始を過ごしたい。。。
2日目につづく。