ロンドン・ナショナル・ギャラリー展
前回の続きです。
ロンドン・ナショナル・ギャラリー展へ行ってきました。
日時指定制で土日はすぐに完売になっていたので、平日に有給を取って行ってきました。通常の開催時期にちょうどコロナが流行り出して開催延期になっていました。中止にはなって欲しくないと思っていましたので、開催してくれて嬉しいです。
平日の昼間でも西洋美術館は結構な人だかりでした。
日時指定制なので、入場の時に少し待った位で会場内は混雑はあまりなかったのでゆっくり見れました。
普通なら恐らくすごい混雑になって絵を見るのに並ぶ羽目になった気がするので、こればかりは良かったかなーなんて思ったり(今後も人気展はこういった形でやってくれると嬉しい)
一応今回は音声ガイドを付けました。
古川雄大さんがガイド役。内容も結構ボリュームがあってガイドつけて良かったなと思います。目が悪いので作品解説を見るのがいつも結構大変なんです。
全61作品が日本初公開という事で、私が気になった作品をいくつか紹介します(撮影不可なので公式から画像を借りました)
ヤコポ・ティントレット 「天の川の起源」
夫のユピテルが抱えた赤子のヘラクレスが寝ていた女神ユノの乳を吸わせようとして驚いて起きたユノの飛び出た乳が天の川になったという場面の絵です。
ガイドで解説を聞いてすごく印象に残りました。現実ではあり得ないけど絵にされると何となく納得してしまいます。
絵の意味を知るとより楽しくみれます。こういう時に音声ガイドって便利ですよね。絵自体も大きくて本物見ると結構圧倒されます。
今回の展示はかなり大きい作品も多かった印象があります。それだけ見応えがありますし、じっくり観ているとあっという間に時間が過ぎていく。
ヤーコプ・ファン・ロイスダール 「城の廃墟と教会のある風景」
2作品とも風景画。
絵画の中では風景画が1番好きです。見ているだけで美しい風景に癒されるし、私は何より空の描き方が綺麗な絵が好きです。
カナレットもロイスダールも空の描き方が素晴らしくて、いつまでも見ていられる様な気分にさせてくれます。やっぱり画像よりも実物の方が何倍も素敵。
カナレットの作品は、実際に目にした風景ではなく、上手く観光地の良い場所が入る様に構図を変えて書いているんだそうです。
今でいう合成の様なものですかね!やはりせっかくなら豪華にしないとと言った感じなのでしょうか?絵を持つことは金持ちの象徴とも言えるし。
フィンセント・ファン・ゴッホ「ひまわり」
やっぱり最後の展示はゴッホのひまわりでした。SOMPO美術館のひまわりと構図はほぼ一緒なので、この1枚だけ見たらあまり変わりはないかも...と思ってしまいました
その後に部屋に全てのひまわりの作品が紹介されているコーナーがあったので是非見てほしいです。
両方でポストカードを購入して比べると意外と色味など違いがありますね。左がSOMPO美術館、右がロンドンナショナルギャラリーのもの。私は、SOMPO美術館の方の荒々しい感じのひまわりが好きです。
私は世界に7枚(うち1枚は焼失)あるうちの2枚が今日本で見られるのはかなり貴重だと思います!
因みに、大塚国際美術館には全てのひまわりのレプリカが飾ってあるそうなので、いつか観に行きたいですねー。
最後に少しだけ常設展を見てきました。
いつも思うけど流石国立美術館という事で、広さもあるし展示作品も多い!あまり時間がなくて少ししか見れなかったので、また次の機会にゆっくり見に行きたい。
ふと立ち止まって気に入った絵、色合いが好き。
いつか本場のロンドンナショナルギャラリーにも行ってみたいですね。早くコロナ終わって欲しい。